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桐の花

古代の中国では、桐の木は想像上の瑞鳥「鳳凰」がきて「聖天子誕生、聖天子誕生」と鳴くめでたい木とされていました。そのため桐は聖天子のシンボルとなり、日本の皇室でも菊の紋章とならんで桐が副紋として使用されるようになりました。
菊の紋についで名誉ある紋として尊重され、後醍醐天皇から足利尊氏が賜り、皇室が臣下に、さらに下賜された武将がその臣下へ与えるというかたちで徐々に菊紋が増えていきました。
また豊臣秀吉が家臣に与えたことから西日本に多く見られます。
五三の桐、五七の桐は、家紋だけでなく「ふすま紙」の図柄としてもよく使用されています。

日本へは中国から伝来したとされ、日本の木材中最も軽く、加工が容易。湿気を通過しにくく、割れや狂いが少ない。この性質から家具材、箱材など幅広く用いられています。

ところでその「桐」の花をみたことがありますか?
それも名古屋の中区の堀川沿いに咲いていました。5月10日に撮影しました。

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